
海苔巻きとは、海苔でご飯と具材を巻いたものですが、正直言って、よくある寿司屋の定番メニューに過ぎません。海苔の風味は好き嫌いが分かれますし、中の具材がウケ狙いなのか、いつも同じような顔ぶれ。新鮮さのかけらもないのに、いくらお洒落に盛り付けても所詮は塩ご飯の役割です。たまに芸術的に見えたとしても、口に入るとデジャヴ感が押し寄せてきます。ああ、またか、と。海苔巻きに求めるのは冒険心ではなく、安定感ですが、安定が無いといった類のものも多いのが辛いところです。例えば、イタリアンに行ってすべてをトマトソースにすればいいと思っているようなそれ。どんなにプレミアムな食材を使おうとも、結局は海苔巻き—ただの海苔とご飯、そして具材の組み合わせです。まさしく食の世界の一芸は必ず崩れる典型です。いつも同じは飽きますから、変わった海苔巻きを目指すべきだと思います。そうすれば、やっと海苔巻きにも救いがあるかも知れません。もっと頑張って!
海苔巻きをまじめに語ると
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