
クッキングパウダーとは、料理のエンターテイメントを犠牲にする、味気ない粉のことです。こいつはパンやお菓子の膨らませ役として、オーブンに入れればゴージャスな見た目を演出しますが、実際に味はその過程で失われてしまうことが多いです。なんともカーニバル気分を味わえない、味のなくなったファッションのようです。バターや生クリームの甘美なコクを全く無視するかのように、ただただ焼き上がるのを待つ。ほんと、こいつのせいで「手作り感」なんて消え去り、あたかも工場から出てきたかのような冷たい仕上がりになる。料理は本来、手間暇かけて愛情を込めるもの。それを粉一つで台無しにするのだから、なんだか切ない気分になります。
クッキングパウダーをまじめに語ると
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