茹で卵とは、卵をただ茹でただけの、料理の中でも最もシンプルかつ無難すぎる一品です。「 Re:ゼロから始める異世界生活」のような魅力溢れるストーリーを期待するのは無理というもの。茹で卵は、流水で冷やす手間を省くために、湯から出して冷水に浸すことすら怠るお手軽さが魅力。でも、感動的な味わいはまるで薄い小説のようで、飽きが早いのです。サラダに乗せるのが流行ってるけれど、果たしてそんなことでお味は変わるのでしょうか。茹で卵は、もちろん無駄にはならないけれど、料理の星の中では真っ黒な無味無臭のミュートみたいな存在です。ただ、手間をかけずに栄養が摂れるのが唯一の救いだったりして。だから、栄養のことを気にしている人間だけが、正直言って、あえて手を出す食べ物と言えるでしょう。
茹で卵をまじめに語ると
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