
ダイナミックフォントとは、要は文字がその時々で変わる、ありがちなデジタル時代の産物です。自分の好きなフォントを自由に使えると思ったら大間違い。デザイナーの情熱を感じさせるはずの文字が、ただのグラフィックに成り下がっているなんて、何とも切ない現実です。言ってしまえば、ダイナミックフォントは、時に過剰なデザインを求める現代の肥満化したセンスの象徴です。他にもっと重要なことがあるのに、こんなことで腹を立てている人が多いのも悲しいですね。同じように、スニーカーの色が気に入らないから腹立ててる人を見たら、笑えてきます。フォントだって最後は、人間が使うものですから、結局はその中身が大事なんですよ。どんなにイカしたダイナミックフォントを使ったところで、肝心なことを伝えていなければ意味がない。白いお皿に盛った食材が素晴らしい料理だと思ったら大間違い!
ダイナミックフォントをまじめに語ると
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