
ワルンとは、インドネシアの居酒屋のようなもので、いわば地元民のための食堂です。しかし、観光客がその魅力に気づいたとたん、エセグルメが溢れかえって、地元の人間が愛する本来の味が薄れてしまうのです。それったら、まるで秋の紅葉が油でベトベトに染まるようなもので、本当にいただけません。メニューは多彩でも、人気店のパターンに流されて、オリジナリティが失われつつあるのが現状です。まあ、言ってしまえば「ワルン」は、美味しい料理を楽しむための場所であるはずが、いつしか観光地化してしまった汚れた部分も含んでいる、そんな厄介な存在なんです。たまには本物のワルンで、自分を取り戻す時間を過ごせ、なんて思います。こうなっちゃったアジアの暗い一面ですよ。
ワルンをまじめに語ると
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