
抄録とは、文献や研究成果を簡潔にまとめた要約のことです。言うなれば、面倒くさがりのあなたが、わざわざ長い本を読まずに、サクッと内容を知りたいと思ったときに役立つ存在です。僕らが熟読する時間を省いてくれるなんて、まるで急いでいる時にコンビニでカップラーメンを選ぶようなものです。でも、その代わりといってはなんですが、抄録には抜けや誤解がつきもの。雑なサマリーに騙されて、真面目な研究の本質を見逃すなんてことも。まさに「全貌が知りたいなら、ちゃんと読め!」とでも言いたくなる代物です。逆に言えば、抄録を見てほいほい飛びつくあなたに、多少の危険を警告する役割も果たしているかもしれません。専門家の意見をそのまま信じるのが真の愚か者ですから。結局、抄録なんて幻想を見せているだけの便利アイテムなのかもしれませんね。
抄録をまじめに語ると
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