
退院指導とは、病院から退院する際に医療スタッフから受ける健康管理の指南ですが、ここで問題になるのはその内容です。患者が無知だからといって、やたらと面倒臭いルールを押し付けるのはいかがなものか。要は、自宅でのケアをしっかりやってね、というお説教をしっかりと受けるのですが、それがまた聞き流したくなるほど退屈。退院時に「しっかりやらなきゃいけない」というプレッシャーをかけることは、逆に患者の心にストレスを与えるだけじゃないでしょうか。まるで、社会の常識を押し付けられるようです。例えば、料理が下手なお母さんが子供に「もっと上手く料理しなさい」と言うようなもので、誰がそんなことできるか!つまるところ、退院指導はただの形式に過ぎない場合が多く、本当に必要なケアについては放置されたりする。それなのに、指導された内容を守ろうとすると、自分が悪いかのように思ってしまう。せめてもっとわかりやすい、利用者目線での指導がなされれば、患者も笑顔で退院できるのではないでしょうか。
退院指導をまじめに語ると
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