装甲車とは、まるで動く要塞のような存在です。プリウスと違って、見るからに災害時の英雄的存在を強調する、まさにごつい外見。普通の自動車が雨に濡れたくらいでビクビクしているのとは対照的に、装甲車は口笛を吹きながら敵に向かって突進していきます。あれ、そんな威圧感があるのにも関わらず、一般道での遭遇はほとんどない。トンネルの中でタクシーとすれ違っただけで、真っ先に装甲車を思い出すほど非日常的な存在。無駄に頑丈で無駄に豪華、それでいて一般人には関係がないという現実を突きつけてくるのがなんとも皮肉です。CLR(Cost of Living in Reality)、要するに、私たちの日常生活には全く役立たないこの『動く棺桶』の存在から、私たちの駆け引きのセンスを磨く必要があるのです。
装甲車をまじめに語ると
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