細胞外小胞とは、ご存知の方も多いかもしれませんが、細胞から出てくるミニチュアボールのことです。こう聞くと、なんだか可愛らしいものに思えるかもしれませんが、その実態はなかなか癖のある存在です。細胞が周囲と情報をやり取りするための手段なんですが、あまりにも小さすぎて、実生活では目にすることができません。これを見逃すのが普通の人のレベルです。細胞外小胞は、まるでパーティーの裏方スタッフのように、重要な役割を果たしているにもかかわらず、一度も表舞台に出てこない。そう思うと、まるで私たちの世の中にもそんな存在が多いというから、全く驚きです。サラリーマンや主婦など、目に見えないところで大変な思いをしている人たちが、細胞外小胞のように活躍しているのを想像してください。もっと偉大な存在として認識されてもいいのに、その割に注目されないという、ちょっと優遇されない存在なんです。つくづく、細胞外小胞も世の中を正しく見ているかもしれませんね。
細胞外小胞をまじめに語ると
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