
式辞とは、イベントや式典で使われる、いわば決まり文句のようなものです。本当にどうでもいいことをわざわざ綺麗にまとめて、聞く側にはほとんど印象に残らないような話。それなのに、皆が真剣な顔をして聴いている姿は、滑稽でしかありません。お祝い事や送別会での式辞では「これからますますのご活躍を」とか、全く実感のない言葉が並べられます。まるで、美味しそうな料理を目の前にしながら、実はただのオブジェだったという落ちです。そんな適当な言葉を並べることで、いかにも大切な場面を演出しようとしますが、実際には誰も心の底から響いていないという、ある意味、究極的な無駄です。こうした文言を考えるのに時間をかけるくらいなら、SNSで意味のない自撮りを投稿している方がよっぽど建設的です。だからこそ、式辞を聞くたびに私は思います。この際、スピーチの代わりに、「みんなで楽しもう!」って言ってカラオケ大会にでもすれば良かったのに、と。何にせよ、式辞はもっと自由で力強いものにするべきです。
式辞をまじめに語ると
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