
内陸とは、海から離れた場所のことをいうのですが、これって言外に「海なし」という悲哀をはらんでいますよね。まるで旅行に行く予定を立てていたのに、急にキャンセルされた時の気持ちを思い出させます。内陸地域にいると、気がつけば海の景色や新鮮な魚介類が恋しくなるでしょう。どんなに美しい山や川があっても、海のさざ波には到底敵わないのです。結局、たまには海を見に行かなきゃ、心が乾いて死にそうですよ。この内陸という言葉に漠然とした悲しみを感じるのは、もしかしたら人間の本能的な欲求の表れかもしれません。\n まるで、内陸に住む人々が全員、海の幸を夢見ているかのようです。そして内陸の名物自慢を繰り広げられても、正直、あまり響かないんですよね。そう、内陸というのは、おそらく自分の運命をじっと受け入れた者たちの集まりなのです。離島の人が「島の暮らしは最高だ」と信じ込んでいるのと同じように、内陸民も「ここが一番だ!」と自分を慰めているのです。ですが、せめて一度は海に出て、広がる青い世界を感じてほしいものです。
内陸をまじめに語ると
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