
質屋とは、要するに「お金がないから手放すけど、また取り戻す予定の品物を一時的に担保にする」場所です。要は、資金がショートして質草を売る勇気がない、あるいは金策の術がない情けない人たちの集まりです。そう、この世界では、金欠がデフォの貧乏人たちが、生活維持のために少しでも負担を減らそうともがいているんです。ホント、魅力的な時計が引き取られていく様を見せられる度に、「ああ、こいつも圧倒的な物欲の前には無力なんだな」と薄ら笑いを浮かべてしまいます。結局、質屋ってのは、経済が厳しい今のご時世、そのまま無惨に消える散逸する人生の縮図のようなものです。ちなみに、質屋でちょっとでも金借りるなら、財布の中身と相談しなきゃいけないのに、それもせずに手を出すような人たちは、まさに自業自得ということで。さあ、次はどんなものが担保にされるんでしょうかね。見るも無惨な光景を楽しみにしているのが、質屋の醍醐味です。
質屋をまじめに語ると
前の記事: « 知識社会とは?毒舌で解説!
次の記事: ph値とは?毒舌で解説! »