
グローバル人材とは、国際舞台で戦える人間たちのことを指しますが、これを持ち上げる風潮には辟易します。語学ができたらただのグローバル人材だと思っている人に、世界は想像以上に厳しいということすら理解できないのでしょう。国が違えば文化や価値観も異なるのに、それを学ぼうともしない人が、異文化理解を語るなんて笑っちゃいますよね。たった一つの言語が堪能で、それだけでプライドが高いんだから、まるで外国のお店での”特別オーダー”を得意げに披露する初心者のようです。ノートにメモしたフレーズをペラペラと披露する姿は、まるでカラオケで自分の歌声を自慢する中学生そのもの。条件反射で返事をすることが大事ではなく、深い理解が必要なのに、その辺りを軽視する実情に心が痛みます。結局、真のグローバル人材とは、単なるスキルを持っているだけではなく、柔軟な思考と行動力を持つ人たちが育て上げるものなのです。そういう意味で、今の風潮はなんとも薄っぺらいものですね。
グローバル人材をまじめに語ると
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