
医療安全とは、病院内での不手際や事故を防ぐためのシステムのことです。安全運転を徹底すれば交通事故が減るのと同じ理屈ですが、現実は甘くありません。医療現場では、医師や看護師のモラルや連携不足が横行して、患者はまるでモルモットのように扱われることがあるのです。これも一種の医療バクテリアだと思います。いわば、患者は日々の診療において「命」という大切な資源を医療従事者に託すわけですが、時折その宝物がサルの手に渡るかのようなミスが発生します。もちろん、医療従事者だって人間ですから、ミスはあるに決まっていますが、致命的なミスがあった時の責任の重さを、もう少し肌で感じてほしいものです。そういうわけで、医療安全をしっかりと考えることは、患者や医療従事者双方にとって、生き延びるためのサバイバルゲームとも言えるのです。
医療安全をまじめに語ると
前の記事: « 医療器具とは?毒舌で解説!
次の記事: 医療支援とは?毒舌で解説! »