
まちづくりとは、平たく言えば、街をどうにかこうにか整えようとする壮大な試みのことです。残念ながら、実際はその壮大さに見合った成果が出ないことが多いのが現実です。キレイな公園を作ったところで、そこでお酒を飲む酔っ払いがいたら、何の意味があるのか。この手のプロジェクトに参加する人は、自分の名をあげるための活動に夢中で、現場の人々の声なんて耳に届いていないことがほとんど。まるで街づくりに熱心な教授が、学生たちに頭でっかちな理論を押し付けるようなものです。地域のニーズなんて無視して、リーダーたちはなぜか自分たちの美しい理想像に酔いしれているのです。まちづくりは、計画ばかりが先行し、実行が伴わないことが多すぎます。これは、まるで自由にやらせればいいと思っている子供に、いきなりお菓子屋の店長を任せるような愚かな発想です。
まちづくりをまじめに語ると
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