
特別損益とは、企業の財務諸表を見ていると、いろいろと気になる要素の一つです。要は、通常の営業活動から生じる利益や損失ではなく、特別な事情によって発生したものなんですよ。例えば、ある企業が豪雨の影響で工場がやられて、思わぬ損失を被った場合、それは特別損益になるわけです。もう、命を削って営業してるのに、責任のある立場であれば、その特別な事情に目を向けるのも仕事でしょうに。しかし、こうした特別損益を含めて会計を考えると、情けないことに、嘘や誇張がまかり通ることもあります。まるで、コンビニの¥100のアイスクリームに対して「本当に美味しい」と言っている人のようですね。たとえそれが特別な事情であっても、結局は突き詰めれば経営者の腕の見せ所ですから、甘い見通しには要注意です。平常時の利益を見るだけでは、経営の実態はつかめませんよ!
特別損益をまじめに語ると
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