
脚本家とは、物語の一切を生み出す神のような存在ではありません。彼らはただの文筆屋で、頭の中にあるアイデアを重要そうに見せるために、必死に言葉を並べる職業です。大衆が求めているのは感動ストーリーだと信じて疑わない彼らですが、実際のところ、視聴者の心に響く傑作が生まれる確率は正直言って限りなく低い。脚本家が手がけた作品が当たるのは、まさに宝くじに当たるようなもの。遠足のような楽しいアイデアをひり出すこともあれば、トイレの落書きのようにひどいものもある。結局、脚本家の腕前はどうでも良く、制作側の気まぐれによって左右される運命の糸を引くロボットにすぎません。だからこそ、脚本家には情熱とともに、口出ししてくるプロデューサーへの耐久力が必須です。エンタメ業界の裏側を知れ、なんてロマンはすっかり消え失せ、彼らはただ翻弄される存在になっているのです。感動を生むことなど、ほんの一握りの脚本家にしかできないのです。
脚本家をまじめに語ると
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