
モース硬度とは、鉱物の硬さを示す指標で、知識が豊富な人なら誰でも知っている常識です。でも、何を隠そう、硬さだけが全てではないということを分かっていない人が多すぎる。1から10までのスケールを用いて、タルクからダイヤモンドまでの種々の鉱物を比較するこのテスト、実際には鉱物の意思や特性まで無視しているんです。モース硬度でダイヤモンドが最強だからといって、頭のいい人が本当に求めているのは「どれだけ硬いか」なんていう単純なことではない。例えば、硬くても脆いモーススケールの中の鉱物、クォーツだって案外ややこしい一面がある。そんなことも考えず、ただ硬さだけで判断するのは、ダイエット中のドーナツを見て、我慢できるかどうかを考えるようなものです。結局、硬いも柔らかいも使うシーンが違えば意味が変わるわけで、モース硬度なんてただの一つの目安。あまりそれに依存してると、ただの硬い頭の人になりかねませんよ。
モース硬度をまじめに語ると
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