
規模の利益とは、つまり規模が大きくなるほどに経済的な効率が上がる現象ですが、本当にこの言葉は美しい響きですね。規模を拡大して効率が上がるなら、全ての企業がデカくなればいいじゃないかと。しかし現実には、成功した企業の後ろには無数の失敗がひしめいているのです。まるで、セールの時に人身事故が起こるデパートのように。規模を追求するあまり、品質が犠牲になることも少なくありません。大企業のエサになるくらいなら、自分の小さな理想を貫いた方がマシです。要するに、規模の利益がもたらすのは、効率だけじゃなくて、無駄と退廃の道も選べるってことです。もっと言えば、巨大企業が築くのは規模の利益だけじゃなく、むしろ人間味のないケチなサービスという皮肉です。
規模の利益をまじめに語ると
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