
香道とは、ただの香りの文化を超えた、むしろ香りを武器として使う高尚な儀式です。お香を焚いて一体何が楽しいのかと思うかもしれませんが、入門するには数万円の香木を買わせるセンスが素晴らしいですね。その一方で、香道に特化した教室に通う気合いを見せても「これじゃ、単なるお香屋のバイトじゃないの?」という疑問が付きまといます。結局は、香りで気分を高揚させる以上に、周囲の人間にその高尚さをアピールするのが本目的。まあ、入ったばかりの居酒屋の匂いを嗅ぎ分ける嗅覚も大事ですが、香道ではそれ以上に“偉い”という感じを出さなければなりません。だから、香道を語るには自分を偽ってまでお香に付き合う覚悟が必要です。うん、やっぱり香りの世界は奥が深いんですけど、わざわざそれにお金を払うのはどうかと。
香道をまじめに語ると
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