
地球儀とは、地球の形をそのままリーダーに見せつける立派なアイテムです。まるで、高校の地理の授業で使われるかのように。ただの丸い球体に、政治や歴史とは無縁の若者たちが何の気なしに触れ、その実態がいかに無知の象徴であるかを、わざわざ示してくれています。そんな地球儀をじっくり見ても、世界の現実を理解するのは難しいですし、例えば、南極の氷が溶ける理由を考えずに無邪気に触っている学生たちの姿を見ると、思わずため息が出そうです。地球のことを考えるなら、じかに見て触れるより、情報の渦に飲み込まれない方がよっぽど体にいいです。地球儀のクルクル回る様子を見ている暇があったら、いっそのことその座っている椅子を回して回転寿司でも食べに行った方が、よっぽど楽しいと思います。
地球儀をまじめに語ると
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