
班田収授法とは、一言で言えば古代日本の農地制度のことですが、簡単には済ませられない事情が山盛りです。要は、国が農地を管理して、その土地を農民に分配するという、当時のエコノミーを支えるための制度。しかし、この制度、結構ひどいんですよね。未だに「アベノミクス」なんかを引き合いに出して、金持ちが増えれば貧乏人も楽になると思っている方、ちょっと目を覚ました方がいいです。こちとら「班田収授法」で農業がどうやって労働者を搾取していたか、痛いほど知っているので、今の政治経済の仕組みの不透明さにはうんざりです。要するに、班田収授法は「土地の平等分配?」という名目で、実際には支配層が農民を制圧する手段なんですよ。今でも変わらない構造、笑えますよね。たかだか土地一つで人の命や生活を左右する。そんなんだから、身近な経済の仕組みも知らない人が多いのも納得です。
班田収授法をまじめに語ると
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