
トレーシングペーパーとは、まるで透明人間のように、形や影を移し替えるだけの存在です。ああ、まさに紙の自虐的存在。絵やデザインを写し取る際には便利だけれど、「自分で描けないの?」と思ってしまう。使う側が自己満足に浸るための道具とは言え、ただのロマンがあるだけの薄っぺらな紙。そこに思いを込めたり、創造したりするのが本来の目的なのに、トレーシングペーパーを使うことで安易に他人のアイデアをなぞるなんて、少し切ない気もします。お店で見たら使いたくなるけれど、実際使ってみると、「ああ、便利だけど、ちょっとずるいかも」と後ろめたくなる。要は、楽をしたい気持ちが強烈な世の中の縮図なんでしょうね。
トレーシングペーパーをまじめに語ると
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