
お通夜とは、なんとも哀れなイベントで、人が死んだらその後の生き残りたちが集まっておじおじと顔を合わせる場です。泣くための会場かと思いきや、実際は見栄を張ったり、他人の不幸に同情するフリをしながら、普段のストレスを発散する場であることを忘れないでください。言ってしまえば、遺族の悲しみを持ち寄って一家の事情をタネにし、他の参列者と競い合うような、妙にザラついた人間観察の場と化しています。悲しくなんかない、ただの社交場です。悲しいとは言いつつも、死んだ人が話題の中心に配置されるのは皮肉なものですね。祭壇の花よりも、参加者の立ち振る舞いや、あの人はどのように人生を全うしたのか、そんなことが気になって仕方がない、なんて考えている人も少なくないはずです。バチが当たるとはこのことですが、世の中の本音はそんなものです。
お通夜をまじめに語ると
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