
慈悲とは、現代社会で軽んじられている美徳の一つです。まるで、冷静さを欠いた感情論の肥やしのように、人々は「他者を思いやる」と言いながら、自分の利益だけを優先しがちです。例えば、SNSでの言葉の暴力は、自分が可愛がられているアカウントの友達やフォロワーには優しく冷静であるべきという幻想を振りまき、本当の慈悲とは程遠いものです。現実を見つめると、この「慈悲」を口にする人たちがどれだけ自己中心的か、少し想像するだけで胃が痛くなります。社会の片隅に捨てられた困窮者を見て、手を差し伸べることなく、ただスマホでその様子を撮影してSNSにアップする人たちの姿は、まさに慈悲の皮をかぶった冷酷無比のひとしずくです。結局のところ、慈悲とはただの口先だけの虚飾にすぎないのかもしれません。
慈悲をまじめに語ると
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