
中央極限定理とは、確率論の神みたいなもので、いくらグチャグチャなデータを集めても細かいことは気にせず、大数の法則に味方してくれる、まるで高級ワインのような存在です。たとえば、ダメなサラリーマンたちがいくら平凡な給料をもらおうが、全員を合わせれば悪くない平均値が出てくるという、希望を見出すようなものなんです。しかし、数が大きくなればなるほどそんな期待は裏切られることもあるわけで、また「それでもお前は大丈夫だ」と言わんばかりに、元気よくなってしまう学者を見かけるとこいつら、何を言っているんだと呆れますよね。結局は、データを積んでいくことでしか見えてこない景色がある、そんなことを教えてくれる理論だと言いたいです。まあ、飲みすぎて記憶が飛ぶ酒の席での気まぐれな発言でも、後で戻ってきたら「それって中央極限定理だよね」と反省する羽目になることだってあるんですから。
中央極限定理をまじめに語ると
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