
合意とは、誰がどう見ても「こんなバカなことに同意するはずがない」と思うような事柄について、人々がどうにかこうにか納得させ合うことです。ほら、例えば愛おしい子供が「お菓子を全部食べてもいいよ」と言ったら、親が「いいよ」と言い返す、つまり子供は合意を得たつもりでいる。しかし実際には、親はただの妥協に屈してしまっているだけですよね。大人たちも同様、時には薄曇りの妥協を「合意」としてお茶を濁すのです。だから、合意ってのは、ある意味でウソをつき合うことでもある。大事なことをおざなりにして、時間を無駄にするなんて、まるで時代遅れのテレビ番組を毎週楽しみにでもしているかのよう。どうせなら、自分の意見を持って突っ走ればいいのに、と思う今日この頃です。
合意をまじめに語ると
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