
客観とは、自分の感情を一切排除して、冷静に物事をご覧になることをおっしゃる方が多いですが、本当はそんなに簡単じゃないんです。人間は感情の生き物ですから、真実なんてとても遠いところにいます。そして、客観的な視点を持つことができるのは、特定の特訓を受けた人間か、あるいは冷血なロボットくらいですね。普通の人が「これが客観的だ!」と言ったところで、所詮は自分の思い込みか、エコーチェンバーにしかなりません。たとえば、芸術作品についての感想を「これは素晴らしい」と言ったあなたが、その場の雰囲気や自分の好き嫌いから抜け出せずにいることに、気づいていますか?要するに、客観を気取ったところで、結局はただの自己満足に過ぎないのです。恥をかかないためにも、まずは自分を客観的に見つめ直す勇気を持ってほしいですね。これがなかなか難しいわけですが、それが人間の面白さでもあるのかもしれません。
客観をまじめに語ると
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