大正とは、明治の後に続く、まさにその名の通りの時代差抜頭というか、革命的なチャンスが広がった時代です。だがこの時代、試行錯誤していた人たちは大正デモクラシーを夢見て、挙句の果てにあの戦争の悪夢を引き連れたんですから話になりません。技術も文化も、あれこれと美味しいものが混ざり合ったはずが、混沌とした時代を迎えたんですよ。この時代に開花したものが後の世代まで残るのに、消え去ってしまったものもある。まるでいろんなトッピングが盛られた盛りそば、その中から好みの具材だけを選び出すような難しさで、ほんと参りません!すべての人間が夢を追いかけたのか、それともただの迷走だったのか、判別など不可能。結局、何を残したか、それがこの時代の真実の姿かもしれません。
大正をまじめに語ると
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