
香典返しとは、故人を偲ぶために香典をいただいた方々への感謝の気持ちを込めて贈る品物のことです。しかし、正直言って、香典返し自体が何とも微妙な存在です。人間関係の面倒くささが如実に表れるアイテム。故人を偲ぶなんて言いながら、実際には社交辞令が先行していて、どっちかというと「しなきゃいけないから仕方なく」といった風潮が漂っています。それに、香典返しを選ぶ際の品物選びがもう面倒くさすぎる。まるでお中元やお歳暮の選び方のように、相手を気遣ったつもりでいるのに、実は自分がどう思われるかの方が気になっている。贈った品物が相手に喜ばれるか不安になるし、いつの間にか流行りのカタログギフトなんかに逃げてしまう。さて、肝心の返し物も受け取った側がどう思うかなんて考えずにいい加減に選ぶのは止めて欲しいと思うのです。要するに、香典返しは「棺桶を持ってきたらお返しが必要だよ」などという皮肉な習慣だと感じるのは私だけではないはずです。
香典返しをまじめに語ると
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