
翻訳メモリとは、言葉の使い回しのプロというわけですね。ただのツールと思うなかれ、こういうものが有能な翻訳者の仕事を奪っているんです。だって、何度も同じフレーズを訳さなくて済むから、まるで万能翻訳家のように振る舞っちゃう。でも、逆に言えば、独自のフレーバーが消え去る危険性もあるわけです。一つのフレーズが何度も出てくると、翻訳が画一的でつまらないものになる。しかも、翻訳メモリが言語のニュアンスを完全に理解しているわけでもない。コンピュータに全て任せてしまったら、まるで派手な飲み会に行ったのに、ただ飲み物だけをオーダーして帰るようなもんです。
翻訳メモリをまじめに語ると
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