
美術展とは、芸術家たちの自己表現を煮詰めて形にしたものを、さも神聖な聖地かのように扱う、まさに現代のビジネスモデルと言えるでしょう。会場には、まるで高尚な文化人の集まりのように見える人々がひしめき合い、しかしその実態は、インスタ映えを狙うカメラマンや、作品を理解する気ゼロのただの見物客ばかり。美術展に行くのは楽しいはずですが、実際のところどれだけの人がその作品を心から楽しんでいるのか、疑問に思うこともしばしばです。世の中のトレンドに乗っかった「現代アート」なんて、それこそ謎のオブジェにシリコンバレー流のネーミングをつけて、正直、お金を出す価値があるのかすら怪しい。美術展は、そんなアートの乱舞とカメラのシャッター音が響く場所であり、果たしてそれを楽しめるかどうかは、あなたの感性次第なのです。だから、「美術館に行った」と自慢する前に、まずは自分の目で本当に「美」に触れる心構えを持ってから行くことをおすすめします。
美術展をまじめに語ると
前の記事: « 繰り返しとは?毒舌で解説!
次の記事: 美麗とは?毒舌で解説! »