肖像とは、人間の顔や姿を描くことを指しますが、まるで自分を神格化したいかのような作品が多いですよね。肖像画を見てると、モデルの人間性が完全に消え去って、まるで創造物のよう。いっそのこと、モナリザの微笑みが「私は特別です」と言い放っているように思えてきます。つまり、肖像が求めるのはただの外見の美しさばかりではなく、その裏に隠れたストーリーを引き出すわけですが、そんなものは実際にはほとんどないことが多いです。力強い個性を持つ人を描くのも良いけれど、魅力ゼロな人の顔を描いても、誰も振り向かないのがこの世界の厳しさです。結局、肖像という名のもとに、美化されているか、欠陥品として晒されているかですから、先に言っておきますが、自画像は何とかした方が良いかもしれませんね。
肖像をまじめに語ると
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