
母語とは、要するに日本人が日本語を身にまとって生きている物語の主役というわけです。しかし、その実態は、母語を持っていることでどれだけの人間が自信過剰になり、語彙力ゼロのまま世の中を舐め回しているか、ちょっと考えれば明らかです。例えば、街中で見かける情けないガキが、SNSで「お前はバカだ」とか言ってるのはこの母語があるからこそ。自分の言葉なのに、無意識に軽薄な会話を繰り広げている。結局、母語があったって中身が伴わなきゃ何の意味もないんですよね。少しは考えろって思いますが、世の中の人々は自分の母語の素晴らしさにうっとりして、現実の厳しさを忘れ去る。どうせなら、自分の母語でより深いコミュニケーションを目指して欲しいものです。
母語をまじめに語ると
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