
所有権とは、ある物を自分のものとして「好き勝手に扱える権利」とでも言いましょうか。まるでその物が自分の子供のように思ってる人も多いですが、実際には子供は育てるのが大変で、物には愛情を持っていたところで結局壊れたり、飽きたりします。例えば、一時期流行った子供向けのビデオゲーム、買ったはいいものの、結局数回しか遊ばずに押入れの奥で埃をかぶっているなんてこと、誰にでもあるでしょう?所有権を持つことは、責任と自由を天秤にかけることです。ただ、その自由とは言い換えれば、自己満足のためを意味していて、他の人の権利を無視していい理由にはならないのです。物質主義の世の中で「私は彼を所有する権利がある」という考えは、持ち物ではなく、もっと難しい「人との関係」にも波及します。結局、所有権と言っても、物を愛することは人を愛することではないという悲しい現実が待っています。
所有権をまじめに語ると
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