
仮定法とは、もしもと仮定した場合の話をするための文法的な技法です。普通に考えれば、現実とは異なる条件を設定するわけで、まるで人間の脳が試験の答えを全然理解していないかのように、現実逃避を助長します。たとえば「もし宝くじが当たったら」というフレーズ、どれだけの人間がそのボロクソな可能性を信じて現実逃避するのか。しかも、そういう甘い誘惑に引っかかるのは、おそらく自分の人生に不満を感じている人ばかりでしょう。「現実はクソだ!」と叫びたくなる気持ち、わかりますが、だからって仮定法に逃げ込んでも救いにならないのです。仮定法は、みなさんが夢見る世界をちょっとお手伝いするだけの道具です。しかし、誰もが現実の厳しさを受け入れる必要があるのです。所詮、言葉遊びに過ぎません。
仮定法をまじめに語ると
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