
チューリングマシンとは、アラン・チューリングが考えた計算の究極形です。要するに、無限長のテープと、その上を動き回るヘッドを持つ古臭いコンピュータみたいなものです。すべての計算可能な問題を解決するための理論上の装置として、コンピュータの基本的な概念を理解するための道具なんて、もはや昭和の遺物といったところでしょうか。ある意味、今の複雑な技術よりも、よりセンスレスな代物です。まるで、何が何だかわからない迷路のようで、挫折する人続出の象徴でもあります。しかし、これがあるからこそ、現代のコンピュータ科学が存在するというのが皮肉なところ。つまり、チューリングマシンに触れることは、数学のおじいさんと同じくらい退屈かつ、計算の世界の真実を知るための必須条件なのです。
チューリングマシンをまじめに語ると
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