
お香典とは、人生の終わりを迎えた方に対する心温まる贈り物とされているが、その実態はただの金品のやり取りに過ぎない。悲しみの中で金額を気にし合い、どれだけ包むかで人間関係が測られてしまうという滑稽な状況。葬儀という厳粛な場で、こうした贈り物があることで、逆に人間関係の妙な重圧を感じることだってある。あたかも友達の誕生日プレゼント選びのように、額面を気にして計算し、果たしてこれで十分かと不安に駆られるのが常だから、お香典を持参することが礼儀という風潮にはあきれるばかり。まるで、故人への追悼よりも、残された者たちの見栄や立場を気にした結果のように見える。もはやギブアンドテイクとも言うべきこの文化には、誰もが言いたくない本音が隠れている。まさに滑稽極まりないもので、私たちが生きるこの世界そのものの縮図と言える。人生の最後にお金が絡むなんて、なんとも侘しいものですね。
お香典をまじめに語ると
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