
ワールドミュージックとは、あらゆる国や地域の音楽を指す言葉ですが、正直なところ、これほど言葉通りの意味で使われることは少なく、実際は大半が西洋の基準で選別された音楽のことが多いです。民族音楽やフォーク音楽のあたかも神聖な宝物のように扱う風潮も、所詮は見せかけです。例えば、日本の民謡なんて、海外では「ワールドミュージック」として扱われる一方で、国内ではじじいばあちゃんのカラオケみたいに扱われることが多い。何一つ矛盾を感じないのでしょうか?要は、伝統的な音楽もパッケージ化されて消費されているんです。それにワールドミュージックに目覚めたあなたが好きな曲なんて、自分の趣向をこじらせた結果の選択肢に過ぎなくて、実際には他のジャンルのおまけという側面もあることを忘れないでほしいですね。この多様性こそが素晴らしいと謳う人たちは、自分たちがその一部に埋もれていることに気づいているのでしょうか?
ワールドミュージックをまじめに語ると
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