回顧展とは、過去の偉人やアーティストの作品を集めて行う展示会のことです。要は、昨今の流行の波に乗りきれなかったオワコンたちを引っ張り出して、みんなに珍しくもなくつまらない経験をさせるイベントです。昔の栄華を再現することに情熱を燃やすのはいいけれど、それが果たして今の文化に何のインパクトを与えるのか、よく考えてみてほしいものです。最近の若者は、インスタ映えを気にするあまり、時代遅れの作品には目もくれないでしょう。結局は、過去の成功を引きずり回しているだけで、何も新しいものは生まれないのです。しかし、心のこもった展示会が少なからず存在するのも事実。くさい言葉で表現するなら、「伝承」なんて呼ばれたりするのでしょうが、そんなんじゃ誰も足を運びません。ああ、時代は変わったのに、頭の中はそのままのとっくに引退したアーティストたちの回顧録で埋まっているのは痛々しい限りです。アートが好きなら、ぜひ新しいものにも目を向けてほしいと願います。
回顧展をまじめに語ると
前の記事: « 営利事業とは?毒舌で解説!
次の記事: 固有表現とは?毒舌で解説! »