
法医とは、死体を相手にして生き残りをかける特殊な職業です。普通の人が死を恐れ、遠ざけようとするのに対し、法医はその逆。死体を解剖し、事件の真相を暴く。普通の仕事なら、何らかの成果を直接体感できるのに、彼らの成果はほぼ死体の上です。例えば、霊能者がその場で「これは幽霊によるものだ」とか言っているのを横目に、法医は地味に死体を捜査するんですね。世の中には派手な仕事がたくさんありますが、法医は真実を追求するために常に地味な裏方に徹します。でも、誰もが彼らの重要性を理解するわけではありません。コーヒーを飲みながらパソコンをいじっているだけの人たちが、「法医は死を扱うなんて怖い仕事だ」と他人事のように言う様子は、実に笑えます。何かを解明するために、毎日臭い死体と向き合う彼らの情熱は、一見理解されにくいものの、真のミステリーを求める心があるからこそ。そういった恐怖すらも全て受け入れているのでしょう。普通の人は逃げ出すような現場で、法医はその冷静沈着さと冷酷さで真実を見つけ出しています。
法医をまじめに語ると
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